2016年、金は1オンス=2000豪ドルに達するか?
金が1トロイオンスあたり2000ドル!信じられないような数字だが、今年、豪ドル建てでこの数字が実現する可能性は十分にある。
現在、豪ドル建て金価格はトロイオンスあたり1650ドル以上で取引されており、年初の取引から大きく上昇しています。2015年末の金価格は、豪ドル建てでトロイオンスあたり1450ドル近辺で取引されていましたが、その後、金価格は顕著に上昇しました:
- 中国の「ハードランディング」懸念が強まる
- 世界成長予測の減速
- 金融市場のボラティリティ強化
これらすべての要因が米ドルの下落を招き、米国連邦準備制度理事会(FRB)が今年の利上げのペースについて、そのトーンを変えたことも目にした。
2016年初頭、市場は連邦準備制度理事会(FRB)による4回の利上げを予想していたが、現在ではFRB自身が、利上げの可能性はせいぜい2回程度と発言しており、前述の成長率の鈍化と市場のボラティリティの高さを物語っている。
連邦準備制度理事会(FRB)のこのような基調の変化は為替市場にもよく反映されており、特に豪ドルは大きな恩恵を受けている。
実際、現在のオーストラリアドルの対米ドル相場は0.7589ドルで、現地通貨が0.7304ドルに過ぎなかった年初から4%上昇している。
RBAはどう対応するのか?
今年、金がトロイオンスあたり2000豪ドルを試す可能性があると考える主な理由は、この通貨の強さが一時的なものであることが証明されると考えるからだ。豪準備銀行が今後数ヶ月のうちに「通貨戦争」に突入し、豪ドルの価値を押し下げようとすることが十分に予想される。
現在から2016年末までの間に、1回、2回、最悪の場合3回の利下げが実施される可能性がある。
もし米ドル建て金価格が上昇を続けるとすれば、それは多くの人が考えていることだが、豪ドル建てで2000ドルという価格はより簡単に達成できることになる。米ドルの金価格がトロイオンスあたり1400ドル、豪ドル相場が0.70であれば、現地通貨建てで2000ドルの金となり、米ドル相場が0.65まで下落すれば、米ドルの金価格は1300ドルとなる。
これから2016年末までの間に金価格と為替市場がどうなるかはまだわからないが、2000ドルの金価格は、驚くようだが、十分に可能性の範囲内である。
ご挨拶
ジョーダン・エリセオ
チーフ・エコノミスト
ABC Bullion
2016年3月21日